だるい日記

心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつくれば

2時間40分は長すぎた。

 

 

レイフ・ファインズって「キャサリン」という女性に縁がある。

 

きょう私は「イングリッシュ・ペイシェント」という映画を観たんですけど、レイフ・ファインズが砂漠で仕事中に出会って一目惚れ、のっぴきならない熱愛不倫状態になる女性の名前がキャサリンだった。

 

キャサリン・・

嵐が丘」のヒロインの名前もキャサリンで、映画の中でレイフ・ファインズ演じるヒースクリフが「キャシーーー!」と叫んでましたね。

イングリッシュ・ペイシェント」のレイフ・ファインズも、不倫相手の女性にむかって「キャサリーーーン!」と叫んでいましたよ。

この二つの映画、どちらもレイフ・ファインズジュリエット・ビノシュが出てる。

 

 

しかし。

嵐が丘ヒースクリフは、キャサリン一筋で小さい時から死ぬまでずっとキャサリン命やったから「悲恋」と言えるけど、イングリッシュ・ペイシェントの主人公(アルマシーでしたか?)の場合は悲恋とは言えないような気が。。

身から出た錆、因果応報ですよあれは。

 

まあ、あそこまでの熱愛不倫は瀬戸内寂聴がいうところの「雷に打たれた状態」じゃないと出来ないものやと思うから、避けようのない運命の出逢いだったとも言えるし、不倫熱愛中で燃え上がっている男と女の身勝手で自己中極まりない行動の数々も、ある程度は仕方ないんやろけどさぁ。

(なんせ雷に打たれて頭がちょっとおかしくなってるから、二人とも全く周りが見えていない。罪の意識がぜんぜん無い。誰かを不幸のズンドコに陥れているということが全く分かっていない。恋っておそろしい・・)

 

ちょっとねぇ、キャサリンの夫(コリン・ファース)が気の毒すぎましたね。やはり男の方が純粋なんですね。純粋すぎて嫉妬の炎で気が狂っちまいましたね。モーパッサンの小説「女の一生」のナントカ伯爵みたいなことやってたやん~ 

しかもコリン・ファースは、妻の不倫相手(レイフ・ファインズ)殺害に失敗して自分だけ墜落死・・・。

モーパッサンのナントカ伯爵は妻とその不倫相手を殺した後自分も死んでいた。)

 

コリン・ファースが一途に愛していた妻キャサリンの身体を最後に抱きかかえて洞窟に運んだのは、妻キャサリンの不倫相手レイフ・ファインズ。 あちゃー (>_<)

 

 

この「イングリッシュ・ペイシェント」という映画は一体誰目線でみたらええの? 

ジュリエット・ビノシュですかね勿論。

 

人によるし年齢にもよるし男性か女性かにもよるし、既婚未婚、子供の有る無しにもよると思うけど、私の場合はジュリエット・ビノシュ演じる看護師のハナにしか感情移入できなかったわ。

ハナと、あの爆弾処理インド人?が一番オトナでまともだった。

 

レイフ・ファインズとその不倫相手キャサリンの行動は、初めて恋愛を経験した子供みたいなものに思えたけど、あの二人にとっては実際、はじめての本気恋愛やったのとちゃうやろか。(キャサリンの夫はキャサリンの幼馴染みやったから恋愛新鮮度ゼロ)

 

 

わたし個人的には、ハナの今後の人生と恋愛だけは応援したいなと思いました。

相当複雑で重い映画でしたけど、ハナの笑顔でラストをむかえたのが救いかな。

レイフ・ファインズは自業自得・・因果応報かな。

でもあそこまで人を好きになることができて、ある意味幸せだったのかも知れないわ。考えようによっては濃密で幸せな人生でしたね。最終的に優しいナースにお世話してもらって死ぬことが出来たし。

戦時中は、恋愛成就することなく死んでいった若い兵士だって大勢いる訳やから。

 

戦争はほんまにアカンで。誰も幸せにならないし何も良いことなんて無い。敵国に勝ったからってそれが何?報復されるだけですよ。どんだけ犠牲者を出せば気が済む?

 

 

イングリッシュ・ペイシェントという映画ね、ラブストーリーに分類されてますけどただのラブストーリーと違いますよあんなん。ヒューマンドラマですヒューマンドラマ。戦争映画!

ハンガリーとかドイツとかイタリアとかさぁ・・あの辺いろいろ複雑な歴史があって、日本人の感覚ではなかなか理解に苦しむことが多いっていうか難しい。国境が海じゃないから・・でも国境越えって面白いわ。

 

 

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